富松城跡の昔と今 (1967年×2002年)

   A.北西より土塁を望む
昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
計画道路の舗装はまだ整備されていない。土塁にうっそうと木々が茂っている。 自転車や人の行き交いも頻繁な富松城跡前交差点。 土塁の姿は変わっていない。
   B.西より土塁を望む
昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
農村部に見られた風景。季節は秋の収穫が終わり、脱穀されたわらが形よく整えられている。
休耕田の向こうにガソリンスタンドの建物で土塁の全貌は望めないが、高い土塁の上に茂る木々がのぞく。
   C.南西より土塁を望む
昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
富松地域の人びとが見慣れた情景。50年前には前の道路はなく、水路と田畑が広がっていた。 南北を走る道路は交通量が増え、沿道には商店やマンションが建設されている。
   D.南より土塁を望む
昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
北を望めばこんもりと茂った土塁があるだけ。南の土地は、稲刈りを終えた切り株が規則正しく並んでいる。 土塁の高さが実感できる。幅10m、高さ4m。南北には約50メートルの土塁を残している。土塁は堀と共に南へ延びていたと考えられる。
   E.南東より土塁を望む
昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
土塁の頂上に上る石段が見える。その奥に八幡様を祀る祠が鎮座している。森の木にはフクロウが巣をしていた。 土塁の東につながった田んぼは、駐車場に変わっている。木々の茂りぐあいも違いがあるが、祠に続いていた石段が昔を偲ばせる。

F.土塁頂上より北西を望む

昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
北西に広がる田畑。集落は武庫庄。うっすらと見える山並みは六甲山の峰。兜の形をした甲山がはっきり望める。 富松城跡前の交差点は、行き交う車や人びとの多いところだが、土塁頂上の緑と吹く風は涼しい。

G.土塁頂上の様子

昭和42年 (1967年)
平成14年 (2002年)
昔、土塁(城山)一面に桜の木があり、春には桜の山となり、桜の名所として美しかったと言われている。 土塁の上は禁足地。昔も今も変わっていない。

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